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98点へと導く力

今日は今までの塾生の中で、僕の心を貫いたある生徒さんのお話をしますね。


中1女子​​​​

数学 98点(学校平均45.3点) 学年順位 1位​​​​​​


誰がどう見ても凄い数字ですよね。

しかも学校平均+52.7点って・・・


​​あの子は元々頭がイイから・・・​​なんて思ったら、その子に対して失礼極まりないし、一生追いつけない。


目を見張る結果(数字)の裏には、それを裏付ける行動が必ずあり、そこが学ぶべき部分。これは、中学生本人だけでなく、親御さんにも言えることです。


このテストの前のテスト。社会と数学で点が振るわず、5教科総合順位が2つほど落ちてしまいました。


そのときの数学の結果:66点(学校平均45.6点)

​学校平均に対して+20点以上はとっているので、「そんなに落ち込むほど悪くはないと思うよ。」と僕はフォローしました。​


​でも、66点は納得がいかない・・・​


と一歩も引かず悔しがるので、僕はこう答えました。


​確かに5月の第1回テスト(初めての中学校の定期テスト)と比べると、若干緊張感が足りなかったかな!?​


​うん、そう思う。​次、絶対にリベンジする!


それから約3ヶ月たったスト。塾で見る限り適度な緊張感をずっとキープしていましたね。テストが終了し、それまでの家での様子をお母さんに取材しました。


今回、お子さんのテストに向けての様子、お母さんから見てどうでしたか?前回と変わった点がありましたか?


​​ありました。前回は、「勉強しなくてもいいの?」と、私が何度か言いましたが、今回は一度も言っていません。​​


​それは「お母さんがお子さんのためを思って、言いたいのを我慢して言わなかった。」ってことですか?​


いいえ。前回のことから私はあまり言わないように心がけようと思っていたのですが、その必要がありませんでした。


​なるほど、お母さんが言う必要がないぐらい勉強していたわけですね。​


はい。3年生が部活を引退して公式試合や練習試合の出場が増えたんですね。もちろんその試合に向けての練習も増えました。かなり疲れているようでした。夕食の食べる量が全然変わりましたもん(笑)

疲れているのを見て親としては少し心配したのですが、直ぐにテスト勉強を始めるんですよね。前回までは、「部活で疲れたから。」「友だちと遊んで疲れたから。」と言って、その日にはやらず次の日に勉強していました。でも今回は一言もそんなこと言わずに、その日に勉強していましたね。


​凄いですねぇ~。確かに、前回のテスト後、僕の前でもかなり悔しがっていましたから。それを行動で表したんでしょうねぇ~。でもそれだけじゃないような気がするのですが・・・。「悔しい」という気持ちだけでいきなり3ヶ月間も変化を続けるのは、なかなかのことですから。​


​私もそう思ったので、子どもに尋ねてみたんです。​


今回のテスト勉強、凄いねぇ。どうしたの?


​あのね。前回のテストが返ってきた後、学校の宿題をやってたんだけど、ちょっと元気が出なくて・・・。そしたらお父さんが仕事から帰ってきた。​


どうした?元気がないのか?


​うん、テストが返ってきたんだけど、数学と社会が・・・​


​ほぉ。納得がいく点がとれなかったのか?​


​うん。​


わははは、はぁ~ 失敗しない人間なんていないんだから、おまえも立派な人間ってことだ。ざまぁ見ろぉ~


うわぁっ!人が落ちこんどるのに最悪!


ごめん、ごめん。バカにしてるんじゃないんだよ。そんなの当たり前ってこと。ガンバリ屋さんのおまえでも、前回のテストがまずまずだったから、少し気が緩んだんじゃないの!?今のお父さんだってあることだよ。気が緩んだらおまえはダメだってことか?前回の結果も帳消しになるのか?違うだろ!?

前回のおまえも、今回のおまえも、同じおまえ。お父さんは、今回は気が緩んでしまったけど、ちゃんと努力をして結果を残せるおまえを知っている。今回の結果で、前回の自分を薄れさせてはダメだ。今回の結果に捕らわれてしまうのと、前回の結果を越えようと向かうこと。どちらが反省だと思う!?


​前回の結果を越えようと向かうこと。​


そうそう、分かってるじゃん。大丈夫だって。今回のテストを経験した分、前回よりは成長できるんじゃないの!?


分かった!やる!!


​父親とこんな会話があったそうです。​


へぇ~、なるほどぉ~。お父さん、素晴らしいですね。


ありがとうございます。私もちょっと感心しました。


​13~15歳の中学生。そりゃぁ、自分に自信が無くなる時や、どう結果を捉えたらいいのか分からない時、ありますよね。そんな時、子育ての主役であるお母さんに任せっぱなしにしたり、主役の責任にするのではなく、父親として自然と我が子に寄り添ったお父さん。素晴らしいですね。僕も非常に勉強になるエピソードでした。

 
 
 

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